正行48日目 高野山奥之院

2025.8.4(月) 歩行距離 19.3km

朝4時過ぎに起床して準備をするが…昨日のダメージが残っている、しかも両足のアキレス腱がもう半端なく痛い。

午前5時に出発、朝焼けが綺麗!今日は何かいいことありそう!!

橋の上から見た景色もよかった!

橋を渡っていよいよ坂道が始まります。

23kmかぁ〜遠いなぁ。

おっ!タマムシだ!今回の修行中に4匹の死骸をゲットしました。

左のタマムシの色がすごく綺麗で、中2匹は同じ感じ、右端が大きい。

オスメスの違いなのか?

このお店のちょっと下の方で休憩をして出発してしばらく登って休憩しようと思って座った時に…「は?スマホがない!ん?まじ?」全てのポケットを探すがない…「さっき休憩したところか?」

さっき休憩したところにスマホはあって一安心したが、足は痛くて限界だし、心が折れた。

このお店の方に話を聞いてもらい、タクシーの電話番号を教えて貰って電話したら高野山奥之院まで結構な金額だったので、結局歩いて行く事に。

するとここのお店の方が4キロくらい先に駅があるからそこから電車とバスで行くのがいいんじゃない?という事を教えてもらいとりあえず分岐点まで行く事に。

ここがその分岐点で、T字路みたいな感じになっていて右に行くと高野山へ行く道(上の写真)、「うわぁ〜ここ狭いなぁ〜、これは…歩きづらい、しかも高野山への道だから結構車の通りが多いなぁ」

もしここを歩いてる人がいたら、私が車の運転者でも思う「なんでこんなとこ歩いてんだよ💢歩くところじゃないんだよ💢」みたいな。

そして、古い山道みたいなところはツキノワグマの目撃情報看板があった…これは論外だな。

やっぱり、さっきのお店の方の言うこと聞いて駅まで行こう。

ということで、この車一台が通れる道をひたすら下っていく。

随分下ってT字から斜めに行く道に進むが、これがかなりの急坂!「あ〜足痛」

登ると絶景!

ようやく到着して奥側のホームへ移動してちょっと待って終点の極楽橋駅へ。

ここでケーブルカーに乗って5分くらいで高野山駅へ。

ここで乗り放題バスのチケットを1100円で購入して奥之院へ。

到着!ここに来るのは3年ぶりの日本縦断以来だなぁ〜懐かしい。

前回は奈良側から来て奥之院だけ参拝したので町並みは見ませんでした、今回は高野山の町並みを見れてとても興味深かった。

今度はゆっくり見て回りたいなぁ。

奥之院に行くと…建物に幕がかかっている…まさか…工事中!

工事中で内部への出入りは出来ませんでした、幕が目に入った瞬間に「あぁ、これは…また来いってことですか?空海さん!?」

また来ますね!もっと修行して!!

これで四国八十八ヶ所を満願しました!

この軸を納経所に持っていくと、係りの方が軸を開いた瞬間にビックリした顔つきになりました。

どうやら奥之院の左隣のスペースにある御朱印に驚いたよです、その御朱印は中国🇨🇳西安の青龍寺、空海さんが修行をしたお寺の御朱印だからです。

納経帳にあるのは稀に見るそうですが、軸にあるのは初めて見たそうで「粋やなぁ〜」と言ってくれました。

この軸に価値を見出してくれるだけで、必死に歩いて四国を廻って中国🇨🇳まで行ってまた歩いて高野山奥之院まで来た甲斐がありました。

これで四国八十八ヵ所は終了です、ありがとうございました!!

正行47日目 高野山奥之院へ(下)

2025.8.3(日) 歩行距離 34.6km

午前8時に和歌山港に到着。

今回の金剛杖はビニール傘に手書きで同行二人。

すぐに出発します、しかしすでに暑い🥵

出発して50分後に和歌山城まで来ました。

おっ!いいなぁ〜この看板!!『農耕車注意』の看板はよく見かけるけど、上の黄色いのはあまり見ないのでついパシャリ。

12時半くらいに休憩を取っていると、あっという間に1時間が経過した…暑すぎると思い気温を見ると35℃…あぁ、予報通りだなぁ。

さらに1時間休憩しました。

なんとも夏らしい風景!川に電車に山に入道雲!

時間は4時前ですが、未だ35℃。

歩き続けてようやく午後21時45分に本日の目的地道の駅万葉の里に到着。

一番札所〜徳島港17.6km ➕和歌山港〜道の駅34.6km🟰52.2km

さすがに疲れた。。。

正行47日目 高野山奥之院へ(上)

2025.8.3(日) 歩行距離 17.6km

日付が変わって8月3日の午前0時30分に到着し、10分くらいで準備をして出発。

本当は朝の5時くらいから歩こうと思ったのですが、今日の最高気温は35℃予想なので…これは昼間は歩けんという事で少しでも気温が下がっている夜から歩こうと作戦変更。

涼しいと言っても気温はそれでも28〜29℃…蒸し暑い。

ひたすら徳島地内方面に向かって歩いていると大きな橋が見えて来たので渡ることに。

なかなか広い川だなぁ。

どうやら吉野川だったみたいです!藍の栽培が盛んになったのはこういう背景からなんですね。

さらに歩くと潜水橋が現れました!雰囲気あるなぁ〜!!

いいですねぇ〜、欄干がないので橋と川と空が綺麗に映って!

午前4時40分に到着したので、一番札所からちょうど4時間でした。

いざ、和歌山へ!

零番札所 青龍寺(中国🇨🇳西安)

2025.3.22(土)

高野山に行かずに向かった先は中国🇨🇳の西安(シーアン)にある青龍寺(せいりゅうじ)。

ここは昔の呼び方で長安で昔の首都みたいなところです…で、なぜここに来たかというとここ青龍寺は空海さんが入唐して修行をしたお寺という事を知り、零番札所ということになっているという事でこれはぜひ参拝すべきだと思いここ西安に来ました。

さすが中国、空港がデカイ!到着したらもう夕方なので参拝は明日。

空港近くのホテルからタクシーで向かった、空港から40kmくらい離れているので40
〜50分くらいで到着、100元(約2000円)

「距離もあるからこんなもんか?ん〜高いのか安いのかよく分からん」

こうしてみると、やっぱり日本のお寺とは全然違いますね…ちなみにこれはエントランス。

この手の施設とかを見学する場合はパスポートが必須なので見せやすいように準備しておきましょう。

来る前に色々検索して調べると、1日に入れる人数を制限しているとあったので朝イチで来たので入れないって事はないにしてもそこそこ人は入っていた。

柳が枝垂れていて、桜も咲いていて綺麗でした。

正面の建物に来ました、ここは資料館で空海さんに関する資料だったり、おそらく発掘作業で出てきた遺物が展示されていました。

ここ青龍寺はその昔仏教弾圧で徹底的に破壊されたそうで、建て替えられた建物だそうです。

これですよ!これ!0番札所!

零番札所 青龍寺

入るとこんな感じで木に赤い布を巻き付けていました。

恵果和尚(けいかおしょう)と空海…全てはここからなんだよなぁ…まさに零番札所に相応しい。

これが本堂、中に入って今まで行ってきたのと同じ感じでお経を唱えて参拝終了…そして、御朱印です!!

中に人がいたので「ここで御朱印をもらえますか?」と聞いてみたところ「ここじゃないわ、案内するからついておいで」という事でついていくと…入り口を入ってすぐ右にあるお店がそうだった。

一見御朱印をもらえるように思えなくて…店内には数珠、湯呑み、御朱印帳などが売っていました。

掛け軸に頂いた御朱印と納経帳に頂いた御朱印。

いいですねぇ〜!零番札所の御朱印!そして気づく…

「!!ん!三月二十二日!!おぃ〜結願した日からちょうど1ヶ月じゃねぇか!」

全く意識していなかったので驚きました!

これが販売されていた納経帳で蛇腹タイプで片面20ページ分くらいだったと思います。

事前に御朱印されているので購入すると日付を入れてくれます、1冊100元(約2000円)

ちなみに、御朱印一つで50元です。

これは昔のお金に皇帝の名前が書かれていて、引っ越ししたら部屋に飾ったり、新築するときには家の下に埋めるそうです。

ショッキングピンクの桜がすごく綺麗でした!

ここに来て思う、四国八十八ヵ所を廻っていた時に自慢のように100回以上廻った人や先達の人、初めて歩いて廻った私に対して『自分はもう何周も歩いている』と先輩面して自慢していた人達の何人がここに来たことがあるのだろう?何周もするよりこっちの方が100倍価値があるんじゃないだろうか😏

四国八十八ヵ所の旅は一旦これで終了になります、もちろんまだ高野山にも行かないといけないのでその都度更新していこうと思います。

そして、この後に西安旅行の様子をmasaの部屋で公開していこうと思いますので、合わせて見て頂ければ良いかと思われます。

苦行46日目 一番札所 お礼参り

2025.2.23(日)

一番札所 霊山寺

朝イチでお参りを済ませて満願状を購入し今回の旅もとい修行は終了しました。

これ…日付を書く時に書く人が…『あぁ、七ミスったなぁ〜』って感じの顔をしたのが明らかだった、しかし『まぁ、いいか』って感じで書き続けて私に渡した…いやいや、失敗したって顔したよな!それならミスを認めて書き直せよと思ったがそれを言うわけにもいかないので気に入らないがしょうがない。なんか納得いかねぇんだよなぁ〜。

香川県のお寺で頂いたシールを台紙に貼って完成。

改めて曜日別に色分けしてみました、こうしてみると…「ここからここまで1日で歩いたのぉ〜?」とか平面の地図だと起伏が分からないから「あの山の上のお寺きつかったなぁ〜」とか「これ緑色だけど、愛媛の南側は白だったんだよなぁ〜」がこの地図から読み解けないのがちょっと残念。

最後に、今回の修行を通してたくさんの方々に『お接待』をしてもらい人の優しさと親切心に感動しました。

今の時代このように見ず知らずの人にジュースをご馳走したり、食料を差し入れてくれたりはできませんよ…ある方は「うちに泊まっていけ」と言ってくださる方もいました、今回受けたお接待は別の人に別の形でお返ししていこうと思います。

本当にありがとうございました。

出会ったすべての人に感謝、起きた出来事全てに感謝、お大師様にも感謝…ありがとう。

そして、私の修行はここでは終わりません!!

そうです!ほとんどの方は結願しお礼参りの一番札所でお参りをしたらそのまま徳島港からフェリーに乗って和歌山県の高野山に向かいますが…私は高野山には向かいません!ましてや京都のお大師様のゆかりあるお寺に行くわけでもございません!!

しかし、修行は続きます…この後どこへ向かうかはお楽しみに!!

                                  to be continued.

苦行45日目 八十七番〜八十八番札所

2025.2.22(土) 歩行距離 55.3km

八十七番札所 長尾寺

長尾寺を出る前に一人の男性にお会いして、遍路資料館の事を教えてもらい行くことに。

北上すること5〜6kmで遍路資料館に到着。

中に入って係の人に歩いてきた事を告げると、書類を書いて証明書などを頂きました。

自転車で廻った人ももらえるみたいです。

このジオラマを見ると…「これを歩いてきたのかぁ〜」と感心と感動が起きます。

この資料館の中には中務茂兵衛という人の資料があって…何がすごいって、この方280回も歩いて廻ったそうだ、当時まともな道もなければコンビニもスマホもない時代に…すげぇ奴が過去に居たんだなぁ。

大窪寺に向けてラストスパート!

女体山を通るルートを選択…しかし、雪が積もってる…もういいよ!雪は!!

この岩場に急登そして雪…おまけに荷物に寝袋と杖…両手が塞がる。

ここは本当に危険なので気をつけましょう。

女体山山頂からはおそらく街が見えるんでしょうが…雪で何も見えません!

お大師様から「また歩いてこいよ!」と言われた気がします。

お大師様からの最後の試練でした。

八十八番札所 大窪寺

ついに結願です!!45日、約1200kmの道のりでした。

コンプリートです!!

大窪寺の前にあるお店で打ち込みうどんを頂きました。

美味しかったです、ごちそうさまでした!

そして…40km歩いてお礼参りへ。

一番札所 霊山寺

午前0時20分に到着しました。

お参りは明日。

苦行44日目 八十三番〜八十六番札所

2025.2.21(金) 歩行距離 36.2km

八十三番札所 一宮寺

八十四番札所 屋島寺

屋島寺から出て八栗寺に向かう遍路道は急な下りが続きます、足元も悪いので気をつけましょう。

八栗寺に到着、お大師様がお出迎え。

八十五番札所 八栗寺

下っていると…27%って!初めて見たぞ!

八十六番札所 志度寺

いよいよ明日で終わるぜぇ〜。

しかし、最後にお大師様からのありがたい試練が待ち受けていました!

最後に待っていた試練とは…お楽しみに!!

苦行43日目 七十八番〜八十二番札所

2025.2.20(木) 歩行距離 40.9km

七十八番札所 郷照寺

朝7時半くらいに到着したが…シャッターが閉まっている、7時48分にシャッターが開いてお参り。

七十九番札所 天皇寺

八十番札所 國分寺

さぁ、また山を登って次の寺へ。

急登が1時間ほど続き道に出ます。

左に行けば白峯寺、右に行けば根香寺…途中フェンスの横を通って白峯寺へ。

フェンスの内側は自衛隊の敷地で、私が歩いていた日はちょうど射撃訓練をしていたので係の人がいました。

八十一番札所 白峯寺

お参りをした後この山門を出て左に進み山道へ。

右のフェンスの内側は自衛隊の敷地です。

ありがたいことにジュースを一本いただきました。

八十二番札所 根香寺

なんだ?これ?

450年前の怪獣だそう、それを退治して弔ったそう。

高松市に降りてきて川沿いを歩いていると、大きな木が一本…ちょうど雲が!パシャリ!!

いい感じに雲が葉っぱを演出していていい写真!実はこの構図は私の好きなデジタルアーティストmocha(モカ)さんの作品の『雲桜』という作品をイメージして撮ったものです。

すごくいい匂いがしたので見てみると…骨付き鳥!

入って早速注文、店内にはたくさんのサインと取材に来たテレビ局のが一面に…店名がたあちゃん。

なんか聞いたことがある…「あっ!ここって大泉洋が出演している『おにぎりあたためますか』が来てませんでした?」

「うん、もう随分前だけどね」

また一人でテンションが上がってました、偶然入ったお店がまさかでした!

美味い!

梅チューハイ…本当は修行中なのでアルコールは控えていたのですが…これで飲まないのは鶏の足に対して失礼!!ということで頂きました。

どちらも美味しかったです!ごちそうさまでした!!

苦行42日目 七十一番〜七十七番札所

2025.2.19(水) 歩行距離 30.8km

七十一番札所 弥谷寺

境内に見たことない鳥が…調べると、ソウシチョウというそうだ。

次のお寺に向かいます。

七十二番札所 曼荼羅寺

すぐ近くに次のお寺が。

七十三番札所 出釈迦寺

七十四番札所 甲山寺

七十五番札所 善通寺

七十六番札所 金倉寺

七十七番札所 道隆寺

移動して丸亀方面へ。

ゆるキャラ?なんて名前?

香川県は鶏のもも肉も有名ですね、それがうどんを食べてるんだからなかなか面白い。

丸亀城を横目に歩きます。

苦行41日目 六十六番〜七十番札所

2025.2.18(火) 歩行距離 32.1km

六十六番札所 雲辺寺

朝起きてジュースを飲もうとしたら口のところが凍っていて、中はシャーベットになっていました。

香川県のお寺が始まりました、つまり涅槃の道場の始まりです、でも厳密には徳島県なんですよね、地図を見ていて気付きました。

そして、ここでシールを頂きました…これは香川県のお寺で配布しているそうですが…期間限定だそうです、これを書いている時期には終わっていると思われます。

さて、下っていきます。

2時間くらいで麓へ降りて来ました…香川県です。

六十七番札所 大興寺

そして、香川県といえば讃岐うどん!美味しかったです!

六十八番札所 神恵院  六十九番札所 観音寺 

ここは1箇所に二つのお寺があります。

そして、すごく大きな木が生命感が溢れてます。

七十番札所 本山寺

この数珠は五重塔の修理をするのにもう使えない木材から数珠にしたそうです、綺麗な木目ですね。